●ブランド: RED WING
●品番 9269 11インチ エンジニア (スティールトゥ) "ストーブパイプ"
●レザー: タン「ブルハイド」ラフアウト
●ソール:ブラック・ネオプレーンコード
●製法:グッドイヤーウエルト
ABOUT 11" Engineer (ST) "Stovepipe"
レッド・ウィング #9269は、1991年に日本市場の声を受けて開発されたラフアウトレザーのエンジニアブーツ、#8268の発売当時の特徴的なディテールを再現したものです。
エンジニアブーツが新たなタイプのワークブーツとしてアメリカで登場した1930年代、その多くは膝下丈のものでした。アウトドアやヘビーデューティーなワーク用として、まだ一般的だった膝下丈の編み上げロングブーツに比べ、脱ぎ履きが簡単なブーツとして登場したようです。
やがて11インチ程度の丈のものが主流となってきたエンジニアブーツが、ワークブーツの市場で大きく伸びたのは1950年代です。ワークの現場に戦争から戻ってきた若者たちが増え、急速な経済発展と斬新なスタイルを求める時代の気質の中、彼らが好んだ新しいタイプのワークブーツ、エンジニアブーツが注目されたのです。
エンジニアブーツは、1950年代のアメリカのユースカルチャーの中で、ジーンズと共にワークの現場から出て若者の日常のスタイルにも入ってきました。ちょっとした流行です。当時、多くの靴メーカーがこの流行に乗ってエンジニアブーツを作りましたが、1960年代に入ると、作業現場のワーカー達はより機能的でベーシックなレースアップタイプのワークブーツに戻り、エンジニアブーツのファッションとしての流行も収束しました。流行に乗る形でエンジニアブーツを製造していた靴メーカーも、そのほとんどが製造を中止しました。
ワークブーツの第一人者であるレッド・ウィングは、ワークの現場に向けてエンジニアブーツを作り続ける数少ないメーカーとして、スティールトゥの#2268を製造し続けました。1980年代には日本でも販売されるようになり、1950〜70年代のアメリカの影響を強く受けた当時の日本のファッション市場で、古きよきアメリカのテーストをそのまま残したアイテムとして定番のひとつとなりました。履き込んで革が馴染み、甲やシャフトに深いシワが入り、つま先やレザーに傷も入る。そうしたこと全てが味わいとなり、履く人の愛着を深める。このようなハードコアな性格を持つエンジニアブーツは、その殆どはブラックのレザーでつくられていました。
そうしたエンジニアブーツに本国アメリカでは使われることのなかったラフアウトレザーを採用した、新たな品番#8268は、日本のファッション市場からの要望で1991年に発売されました。アンクルストラップの位置を下げ、ジーンズの裾から見えやすくする、といったデザイン修正も、市場の声を取り入れたものです。
2003年頃、低かったアンクルストラップ位置が他のエンジニアと同じ位置に戻され、2007年頃には細く締まっていたが故に脱ぎ履きのしにくさが指摘されていたシャフトが太くなり、#8268のデザインにいくつかの修正が加えられました。
#9269は、そうしたマイナーチェンジ前の1990年代の#8268を復刻したものです。2006年以前の特徴であった細く締まったシャフト、2003年頃までの#8268特有の低い位置に付くアンクルストラップ。他にも、現在のレザーで実現が難しかった毛足の長いラフアウトをブルハイド(種付け用の牛からなめされる革)を用いて再現したり、品番やサイズなどの商品情報をシャフト内側に直接印刷し、当時のタグであった羽根ロゴだけの小さなタグを採用するといったディテールに至るまで、1990年代の#8268が蘇っています。
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